2015年12月25日

John Muir Trail 〜Regulation and more...〜

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Regulation

John Muir Trailを歩く為にはレギュレーション(規則)を守らなければならない。
JMTを歩く為のルールだ。
レギュレーションは自然保護区毎に定められている。JMTに関してはヨセミテ国立公園、セコイア国立公園、キングス・キャニオン国立公園、インヨ国立森林公園(ジョン・ミューア・ウィルダネス、アンセル・アダムス・ウィルダネスはこれに属す)を通る為、各レギュレーションを守る事となる。
それぞれに多少の違いはあるものの基本的なレギュレーションさえ押さえていれば難しくは無いだろう。
ヨセミテのWilderness Centerではパーミットの発行時に丁寧に説明してくれるし、日本語の書かれた紙芝居的な物で説明してくれる。また、パーミットの裏にはレギュレーションが書かれていて、更に各自然保護区毎のレギュレーションが書かれた用紙をくれる。

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パーミットの裏面に書かれたヨセミテ国立公園のレギュレーション

・キャンプは水源(川や湖)またはトレイルから100ft(30m)以上離れた所で行うこと。
・ウンコは6inch(15cm)以上の穴を掘ってそこにすること。水源、キャンプエリア、トレイルから100ft以上離れた所ですること。トイレットペーパーは持ち帰ること。
・洗濯や食器洗いなどは水源から100ft以上離れた所で行うこと。石鹸はいかなる類のものでも水源に入れてはならない。
・ゴミは全て持ち帰ること。トイレットペーパーやゴミを埋めたり燃やしてはならない。
・焚き火は既存のファイヤーリング(石組み)のある所でのみ行うこと。標高9,600ft(3,000m)以上の場所での焚き火は禁止。枯れ落ちた木を使うこと。新たにファイヤーリングを作ってはならない。
・食料は全てベア・キャニスターに入れて保管すること。

上記が基本且つ最も重要なレギュレーションとなる。

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↑セコイア&キングスキャニオン国立公園のレギュレーション

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↑インヨ国立森林公園のレギュレーション

その他にキャンプ禁止エリア等も記載されている。
これらのレギュレーションを設ける事で自然へのダメージを最小限に留める。
日本の登山とは大きく異なり、アメリカのハイキング・カルチャーは進んでいるな〜と思った点でもある。


水に関して

JMTのルート上では川や湖で水を汲むことになる。それらの水は浄水器や薬品を使って濾過しなければならない。水自体は雪解け水の為冷たくてとても美味しい。
僕はSAWYER MINIというコンパクトな浄水器を使った。PlatypusのSoft Bottleに手拭いで濾しながら川や湖の水を入れてそこにSAWYER MINIを取り付けて浄水した水をペットボトルに入れて携行した。このPlatypusのSoft Bottleの口とSAWYER MINIの口の相性がイマイチでハイク後半から口のジョイント部が上手くフィットしづらくなりそこから水漏れするといった事が度々起きた。
また、SAWYER MINIを使っていくにつれてフィルターの目が詰まり濾過するスピードが落ちていった。時には完全に詰まってしまったのか水が出てこないといった事も起きた。その時は自分の口に水を含み浄水器の中を逆流するようにその水で押し出して目詰りを解消した。このことからも付属の洗浄キット(注射器)を持って行った方が良いと思う。
PlatypusのSoft Bottleに水を入れるときに何か水を汲むものがあると便利だ。僕はSAWYER MINIに付属していたSoft Bottleの下部を切ってコップのようにして水を汲んでいたのだがとても便利だった。これはHiker's depotの長谷川さんに教えて貰った。
携行していた水の量は500mlだった。水場には困らなかった。極端な話しをしてしまえば、殆どが川や湖沿いに歩いているので気が向いた時に水が汲めるといった感じだ。それでも中々水場が見つからない時もあり、全行程のうち2回ほどは小さな虫が沢山居てニオイも若干ドブ臭い水溜りのような所の水を飲んだ事もあったが問題なかった。


ベア・キャニスターに関して

ベア・キャニスターの携行が義務付けられている。
これは筒状の入れ物でこの中に食料や匂いのする物(歯磨き粉や日焼け止め等化粧品etc...)を入れて保管し、熊からこれ等食料等を守る為である。睡眠時はテントから離れた所に置く。この時、風下に置くようにすると良いだろう。また、有料のキャンプサイトや一部トレイル上のキャンプサイトにはベア・ボックスという鉄製の箱が設置してありその中にベア・キャニスターや食料を保管することになっている。
この事は熊を守ることに繋がっている。一度人間の食べ物の味を覚えてしまった熊はまたその味を求めて人間の食料を狙って行動してしまう。それらの熊は保護された後に殺処分されてしまう場合もあるのだ。

JMT 2015
車内の食料を狙い車を壊した熊

ベア・キャニスターを持っていなければパーミットを発行して貰えない。
実際にパーミットの申請時にベア・キャニスターを見せるように言われ確認された。
僕が使用したベア・キャニスターは「BearVault BV500 Food Container」という水色の物でJMT Hikerにとってはポピュラーなモデルだ。
日本を出発する一週間程前にREIのONLINE STOREで注文。この時にサンフランシスコの店舗で受け取るようにした。実際、店舗に行った時には店頭にはこのベア・キャニスターは陳列されて無かったのでONLINE STOREで注文しておくのが良いだろう。
他にはWilderness Centerでのレンタルもあるようだが数に限りがある為確実では無いだろう。このレンタル品はBV500よりも重たいモデルの為、REIでBV500の購入をお勧めする。しかし、このBV500でも1.2kg弱ありハイク中何度もこの重さを憎んだ。
金銭的に余裕のあるハイカーは軽量なカーボン製のモデルを使ってみるのも良いだろう。僕もこのモデルを使いたかったが余りにも高額な為断念した。


火器に関して

普段から固形燃料(Esbit)を使ってHikeをしている僕はJMTでも変わらずEsbitを使おうと思っていた。
しかし、準備段階でHiker's depotの方々や山と道の夏目さんにアドバイスを貰った時に「ガスカートリッジ式のバーナーを持っていないとパーミットの許可が下りないかも知れない」と言われた為ガスカートリッジ式のバーナーも持参した。
実際にはパーミット申請時に火器の確認はされず、ガスカートリッジ式のバーナーでなければパーミットを発行しない等のことは無かった。これはたまたまだったのかどうか、詳しいことは分からない。その年によって違うのか、はたまたパーミット発行の担当者によって違うのか。不安であるようならば事前にNational Park Serviceに問い合わせをして確認しておくのが良いだろう。
僕はHike前半はガスカートリッジ式のバーナーを使い、食料補給ポイントであるVermilion Valley Resort(VVR)以降はEsbitを使った。このEsbitはResupplyの荷物と一緒にVVRに送っておいた。※Resupplyについては後で記載
ガスカートリッジに関してはYosemite内のStore、Tuolumne MeadowsのStore、Reds MeadowsのStore、VVRで購入可能だったが割高のようだ。
Esbitに関してはそれらのStoreでは販売していなかった。
僕は予めサンフランシスコのREIでガスカートリッジとEsbitを購入。Esbitはベア・キャニスターと一緒に事前にONLINE STOREで注文しておいて店頭で受け取った。サンフランシスコのREI店内を見た限りでは店舗でのEsbitの取り扱いは無さそうだったのでEsbitを使う人はONLINE STOREで注文しておいた方が良いだろう。Mammoth Lakesの街の中のアウトドアショップでは販売していた。


ゴミに関して

レギュレーションで定められているように、全てのゴミは持ち帰らなければならない。
とあるが、実際にはYosemite内のいたる所、Tuolumne MeadowsのStoreやBackpackers' Campgrounds、Reds MeadowsのStore、VVR等にはゴミ箱が設置してありそこにゴミを捨てることが出来る。
VVRが最後にゴミを捨てられる場所となるのだが、それ以降Whitney Portalまでの間に出たゴミの量が意外と多くて驚いた。大半が食料のパッケージ等だ。袋から出してジップロックに纏めて入れて極力ゴミが出ないように工夫すれば軽量化に繋がるだろう。


使用した地図

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TOM HARRISONS MAP

JMTはTrailが明瞭で分岐などには標識がある為残雪期で無ければ迷うことは無いだろう。
TOM HARRISONS MAPは主に自分の現在地を把握するのに使った。あまり地図を見ない僕にはこの地図に載っているくらいの情報量で十分だった。

JMT-Elevation
Elevation Map

どちらかと言うと、このElevation Mapの方をよく見ていたと思う。
全体の距離のどの辺りにいるのか?この先は登るのか?下るのか?といったような事がぱっと見て視覚的に分かりやすかった。
これをプリントアウトして余白に一日ごとの食料計画やちょっとしたメモなんかを書いておいて持参した。

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Yosemite Valley Hiking Map

Yosemite Valley Hiking MapはVisitor Centerで無料で貰える。
Yosemite内の散策や無料シャトルバスの乗り降りの際に使った。

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Mammoth Lakes TRANSIT MAP

TRANSIT MAPはReds MeadowsからMammoth Lakesまでの移動で乗ったバス内で貰った。Mammothの街の色んなお店等にも置いてある。
Mammothの街中を無料のシャトルバスが頻繁に走っているのでそれに乗って移動する時にバス停の確認などで使った。

他にはGoogle MapsのオフラインマップをSan Francisco、Mammoth Lakes、Lone Pineと各エリア毎にホテルやお店、駅やバス停など行く所や行きたい所を保存してiPhoneにダウンロードしておいた。携帯の電波、Wi-Fiが使えなくても地図と現在地が確認出来るのでとても便利だ。


釣りに関して

釣りが好きな僕はテンカラ竿を持ってJMTを歩いた。
釣りをする為にはカリフォルニア州のFishing Licenseを購入しなければならない。

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Fishing License

1日券、2日券、10日券、年券と種類がありそれぞれ金額が異なる。
Tuolumne MeadowsのStoreで10日間のライセンスをそれぞれ日付を指定して2枚購入した。
購入時にはパスポートの提示、性別、髪の毛の色、眼の色、身長、体重、生年月日を記載するのだが英語が得意では無い僕の場合はStoreの店員が見た目でそれらの記載事項を入力してくれた。
10日間のライセンスで$47.01だった。Hike前半は全然魚が釣れなかった。釣りをするポイントと時間帯が悪かったのか、はたまた釣り人が多くプレッシャーが高かったからなのか。僕は後者だと思う。次回JMTをThru-Hikeする機会があるのならばHike後半から10日間のライセンス1枚だけを購入するだろう。実際、Hikerの少なくなる後半は爆釣を体験することが出来た。
釣り道具を持って行くことでバックパックの重量が増加してしまう。釣りをしながら歩くか悩んだが釣り道具を持って行って良かったと思った。釣りに少しでも興味が有るのならば釣りをしながら歩くことをお勧めする。そして、シエラネバダにだけ生息するゴールデントラウトを狙って貰いたい。

JMT 2015


食料補給に関して

Hikingの途中で食料や道具等を補給しながら歩くのがLong Distance Hikingだ。
そのLong Distance Hikingのテクニックの一つにResupply(リサプライ)と言うものがある。これはこの先必要になる食料や道具等を郵便局やStoreに発送しておいて受け取るといった方法だ。
今回のHikeではこのResupplyを一度行った。Resupply可能な郵便局やStoreは数カ所あるのだが僕はVermilion Valley Resort(VVR)でResupply Boxを受け取った。
日本から焼き玄米、カップヌードル リフィル(うどん&蕎麦)、フリーズドライの味噌汁、スニッカーズ等のバーを持参した。カップヌードル リフィルのラーメン系は動物性のエキスが入っている為アメリカに入国する際に没収される可能性があった為断念しうどんと蕎麦にした。
サンフランシスコに到着した初日にREIで現地のフリーズドライ食品とバーを購入。このフリーズドライは量が多く色んな種類の味があって自分は大好きになった。値段が$8前後と少し高いのがネックだ。
それらの食料とEsbit、ティッシュペーパー、コンタクトレンズの保存液等の消耗品をベア・キャニスターの入っていた箱に入れてサンフランシスコの宿泊するホテルから近いUPSのStoreからVVRへ発送した。金額は$23.67で翌日には着くとの事だった。発送用のダンボールはUPSのStoreで売っているが、ベア・キャニスターの入っていた箱で問題無く送れた。またこの箱に入りきらないと言う事はベア・キャニスターにも入りきらなと言う事だ。
VVRへのResupplyにはいくつかのルールがあるので発送先住所と一緒にコチラで確認出来る。Resupplyの手数料は$22だった。結局VVRへのResupplyはトータルで$45.67掛かった。

JMT 2015
箱の各側面4箇所に名前と受け取り予定日を記載。Hiker Boxから拾った食料。

Resupply以外にもStoreでの購入、Hiker Boxからの入手を行った。
Hiker BoxとはHikerが余った食料や不要になった道具等を入れていく箱だ。
その中には食料以外にも洋服、燃料、使いかけのガスカートリッジ等が入っている事も。

僕が利用したStoreはYosemite内のStore、Tuolumne MeadowsのStore、Reds MeadowsのStore、Mammoth Lakesの街のStore、VVRのStoreだった。
どのStoreも十分な品揃えで、Resupplyをしないでも食料や消耗品を現地で調達してThru-Hikeが出来ると思える程だった。
Reds MeadowsのStore、VVRのStore、Muir Trail RanchにはHiker Boxがあって、特にMuir Trail Ranchのそれは驚くほど沢山の食料やハイキング・ギアが入っていた。


交通手段

日本〜サンフランシスコ間

行き:8月26日
ユナイテッド航空 UA838
成田第一ターミナル 17:10発
サンフランシスコ国際空港 26日 10:35着(現地時間)

サンフランシスコ到着後にREIに行きベア・キャニスター等の購入、Resupply Boxの発送等やる事が沢山ある為、午前中着の便にした。

帰り:9月23日
ユナイテッド航空 UA875
サンフランシスコ国際空港 19:30発
羽田ターミナル1 24日 22:45着(日本時間)

バックパックには外付けでスリーピングマットやトレッキングポール等を括りつけていた。
ユナイテッド航空のカウンターで大きなビニール袋を貰いそれに入れてテープでぐるぐる巻きにして預けた。テープもカウンターで貰えた。

サンフランシスコ国際空港〜サンフランシスコ市街間

空港からサンフランシスコ市街まではBARTと言う電車が通っている。
サンフランシスコ市街の各駅までは$8.65で乗れる。チケットの購入の仕方に戸惑った。日本の電車の切符とは違って、テレフォンカードのようなものでその中に金額がチャージされてそれを自動改札に通して乗車する。昔あったオレンジカードみたいなものだろう。
券売機でのデフォルトでは$20分を購入するようになっていたが、後から知ったのだが画面で操作して金額を減らして購入出来るようだ。数ドル無駄に買ってしまった。

Civic Center駅まで行き、そこからREIやUPSのStoreまでは歩いた。

サンフランシスコ市街〜ヨセミテ間

サンフランシスコ市街からEmeryville駅まではバス、Emeryville駅からMerced駅までは電車、Merced駅からYosemiteまではYARTSのバスとなる。

電車はAMTRAKを使うのだが、サンフランシスコ市街からのバスとYosemiteまでのバスのチケットを纏めて購入できる。
サンフランシスコ市街からのバスは数カ所あるバス停から乗車可能。

事前にAMTRAKのONLINEでチケットを購入しておいた。
サンフランシスコ市街の乗車するバス停とYosemite Visitor Center Bus stop(YOV)を選択すれば良い。
チケットはプリントアウトしたものかそれをスマートフォンの画面で見せれば乗車できる。

行き:8月27日
Civic Center(SFV)のバス停 発車時刻は忘れた。
Emeryville(EMY)駅 7:40発
Merced(MCD)駅 11:00発
Yosemite Visitor Center Bus stop(YOV) 14時前に到着

帰り:9月21日
Yosemite Visitor Center(YOV) 9:42発
Merced(MCD)駅 13:08発
Emeryville(EMY)駅 16:05発
Fishermans Wharf(SFW) 17:00着

JMT 2015
AMTRAK

バスと電車を乗り継いでの移動は「旅」感を高めてくれてとてもワクワクして楽しかった。

AMTRAK内はコンセントがあり、無料のWi-Fiも飛んでいて快適だった。また、ちょっとした食べ物なんかを売っている車両もあった。
Merced〜Yosemite間のバスは結構スピードを出して荒い運転をするので注意。

Reds MeadowsのStore〜Mammoth Lakesの街

Reds MeadowsからMammoth Lakesへはバスでの移動となる。
Reds MeadowsのStoreからMammoth Mountain Main Lodgeは有料で$7/1Day、そこで無料のシャトルバスに乗り換えてVillage Canyonへ。そこでまた無料のシャトルバスに乗り換えてmammoth Lakesの街の各バス停へ行く。
行きは乗車時にドライバーからチケットを購入、帰りはMammoth Mountain Main LodgeにあるAdventure Centerで購入した。
バスは20〜30分間隔で運行している。

Whitney Portal〜Lone Pineの街

公共交通機関は無い為、ヒッチハイクとなる。
Day Hikerや車で来ているHikerが多い為、それを狙う。

JMT 2015

Lone Pine〜Yosemite

Lone PineからYosemiteへはバスでの移動となる。
Lone PineからMammoth Lakesへは$14.25、Mammoth LakesからYosemite Valley Visitors Centerへは$18の合計$32.25だった。
Lone PineからMammoth LakesへはEASTERN SIERRA TRANSIT、Mammoth LakesからYosemite Valley Visitors CenterへはYARTSのバスとなる。
バスの本数は非常に少ないので注意が必要。

Lone PineのMcDonald's前 6:15発
Mammoth LakesのMcDnald's前 8:20着
Mammoth LakesのShilo Inn(McDonald's隣り) 8:30発
Yosemite Valley Visitors Center 12:05着

※Lone PineからMammoth Lakesへは月火木金の運行
※Mammoth LakesからYosemite Valley Visitors Centerへは、7月と8月は毎日、6月と9月は土日のみの運行

9月にHikeを終える場合は、Lone Pineの街に木曜日に着くようにして翌日金曜日のバスでMammoth Lakesへ移動しその翌日土曜日のバスでYosemite Valley Visitors Centerへ移動するのが日程のロスが少なくて済むだろう。
僕もReds MeadowsのStoreからMammoth Lakesの街へ下りた際にMammoth LakesからYosemite Valley Visitors Centerへのバスが9月は土日しか運行していないということを知ってHikingのスケジュールを若干調整した。

EASTERN SIERRA TRANSIT、YARTS共にチケットは乗車時にドライバーから現金で購入した。

その他にはLone PineからEASTERN SIERRA TRANSITでRenoへ行きAMTRAKに乗り換えてSacramento経由でRichmondへ行きそこからBARTでサンフランシスコ市街へいく方法もある。


宿泊に関して

Trail上ではRegulationさえ守っていれば好きな所にテントを張って眠ることが出来る。
これは日本とは大きく異なる点だ。「何時までにテント場に着かなければならない」とか「早くテント場に行かないとテントを張るスペースが無くなる」といった事から開放される。この事により好きなだけ歩くことが出来る。

Yosemiteでの宿泊

JMT Start前夜とHikeを終えてYosemiteに戻って来た日はBackpackers' Campgroundsでテントを張った。
Backpackers' Campgroundsはパーミットを取得した人のみが利用できる。
パーミットが取得出来なかった場合はCamp4の利用を考えていた。

Tuolumne Meadowsでの宿泊

Backpackers' Campgroundsを利用。
Backpackers' Campgroundsの利用方法はYosemite,Tuolumne Meadows共通。
利用方法は、キャンプサイトに設置してある封筒に必要事項(利用年月日、サイトNo.、曜日)を記入し$6入れて備え付けのポストに入れればOK。

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封筒からコチラを千切ってテントに付ける

Mammoth Lakesでの宿泊

Motel 6Mammoth RV Parkを利用。

Motel 6は事前情報ではHiker割引があって$40程で泊まれるはずだったが、いざ行ってみたら値上がりしていた。Wi-Fi利用料をプラスして約$100だった。Hiker割引はあるようで1割程安くはなったが、もはやHikerが泊まる金額ではなくなっていた。
Mammoth Lakesには合計4泊したのだがMotel 6には1泊だけで他の3泊はMammoth RV Parkを利用した。
Mammoth RV Parkはとても良かった。
Hikerであること、Hiker数人で一つのサイトをシェアすることなどを伝えて値切ったらとんでもなく安くなった。Hike中に1泊、Hike後に2泊したのだがいずれも一人$10程で利用できた(3人で利用)。
トイレ、シャワー、プール、ジャグジー、サウナ、無料のWi-Fi完備、充電もトイレのコンセントで出来るしそれが不安なら事務所で充電して貰えるし、兎に角Hiker Friendlyだった。
Mammoth Lakesでの宿泊はMammoth RV Parkを強くお勧めする。場所はMcDonald'sの少し先だ。

Lone Pineでの宿泊

Whitney Portal Hostelを利用。
ここはHiker御用達のホステルで、僕が利用した時も同部屋には殆どがHikerだった。1部屋に2段ベッドが5個あって10人で相部屋となる。Hikerにとってはシャワー、トイレ、ベッドがあれば十分だ。
料金はタオル、バスタオル、石鹸が付いて$25だった。
予約はせずに飛び込みで行った。

San Franciscoでの宿泊

Hike前はEuropean Hostel、Hike後はHI SF Fisherman's Wharfを利用。
いずれも2段ベッドが数台ある相部屋となるが1泊$30程。こういう安宿はBackpacker気分が味わえて自分は好きだ。
European HostelはREI、UPS STORE、AMTRAKのバス停に割りかし近いのでHike前はここに宿泊した。
HI SF Fisherman's Wharfは観光地にある。Hike後サンフランシスコの街を観光したかったのでここに宿泊した。朝食付きでロビーが広く設備が充実していて気に入った。
いずれもBooking.comのサイトで予約した。


お金に関して

事前に日本で両替しておいた現金$500とクレジットカードを持参。
基本的にどの店でもカードでの支払いが可能だ。Yosemite、Tuolumne Meadows、Reds Meadows、VVRの各STOREでもカードでの支払いが可能だった。
バスやBackpackers' Campgroundsを利用する時は現金が必要になる。


単位に関して

距離に関してはMile表記、標高に関してはFeat表記。
1mile=約1.6km
1feat=約0.3m

フリーズドライ食品等で使う水の量はozやcupでパッケージに記載されている場合が殆ど。
1oz=約30ml
1cup=約200~250ml
posted by devilhead at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | JMT Thru Hiking 2015

2015年12月07日

John Muir Trail 〜Permit〜

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ジョン・ミューア・トレイルは、どんなに気合や意気込み、情熱があろうともそれだけでは歩くことは許されない。
ウィルダネス・パーミットと言う許可書を取得しなければならないのだ。
ここ数年はハイカーの増加、今年は映画「Wild / わたしに会うまでの1600キロ」の影響で特に多かったようだ。
パーミットを発行することでハイカーの人数を制限し、自然に対してのダメージを最小限に抑えるといった考えだ。
だが、このパーミットの取得はどのパス(峠)越えよりも困難なものだろう。
各トレイル・ヘッド(登山口)毎にパーミットの発行数を限定している。
Lyell Canyon trailhead:1日25人、うち15人分が事前予約、10人分が前日の11時から受付が開始される先着順(first-come, first-served)によるもの。
Happy Isles to Little Yosemite Valley, Happy Isles pass-through, Glacier Point to Little Yosemite Valley, and Sunrise Lakes trailheads:1日20人、全てが事前予約。前年まではfirst-come, first-served分の枠が用意されていたが今年から変更になったようだ。キャンセルが出た場合は前日11時からのfirst-come, first-servedとなる。
なお、事前予約は24週前からFax,電話,手紙のいずれか、first-come, first-servedはWilderness Centerで行っている。大抵の場合事前予約は直ぐに埋まってしまう。僕の場合は初めからfirst-come, first-served狙いでヨセミテのWilderness Centerへ向かった。

更に今年はDonohue Passを越えるのにパーミットが必要になった。
その発行数は1日あたり45人。
このパーミットを取得出来なければJMTから一旦逸れてDonohue Passを迂回するルートを歩かなければならなくなる。
実際にこのパーミットを取得出来ずにJMTを歩いているハイカーに出会った。彼はヨセミテ周辺のトレイル・ヘッドからスタートする為のパーミットの取得は難しいと考えヨセミテ国立公園から100km程パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)のルートを北上したSonora Passからのパーミットを取得。そこからTuolumne Meadowsまで歩きMono Pass trailheadからJMTよりも東側のトレイルを歩いた。そしてThousand Island LakeからJMTへと合流したのである。

Tuolumne Meadowsで出会った彼女もヨセミテからのパーミットの取得は難しいと考えた。
彼女はTuolumne MeadowsからのパーミットとDonohue Passのパーミットを無事取得しWhitney Portalまで歩いた後にTuolumne Meadowsまでバスで戻りそこからJMTの起点であるHappy Islesまで歩きJMTスルーハイクを完結させたのだ。

パーミットの取得が難しくなりつつある昨今、このような歩き方も一つの方法ではないだろうか。
しかし、僕はJohn Muir Trail Thru-Hikingのトラディショナル・ルートであるHappy IslesからMt. Whitneyまでのルートに拘ったのである。
そのパーミットの取得はまさに“運”次第なのだ。
言ってしまえばパーミットさえ取得出来てしまえばJMTをスルーハイクする事は決して難しいものではないだろう。

パーミットを取得した人が全員JMTスルーハイクを目指しているのでは無い。むしろ、スルーハイクをするハイカーはそのうちの数人だ。

Permitについて詳しくはNational Park Serviceのホームページを御覧下さい。


僕はHalf Domeに登りたいと思っていた。
ヨセミテを象徴するHalf Domeに登りたいという気持ちはちょっとしたミーハー的なものだったのかも知れない。
Half Domeを登るのにもパーミットが必要となる。
日帰りハイカー以外のいわゆるバックパッカーは1日75人がパーミットの取得が可能だ。そのうち50人分が事前予約、残りの25人分が前日申請分だ。
事前予約は登る予定日の2日前からRecreation.govにて申し込み可能でこれは抽選となる。
僕は前日にウィルダネス・パーミットと一緒にハーフドーム・パーミットの申請をヨセミテのWilderness Centerで行った。これは11時から受付開始でfirst-come, first-servedとなる。
ハーフドーム・パーミットの発行には$8掛かったと記憶している。

JMT 2015
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2015年12月05日

About John Muir Trail

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John Muir Trail (ジョン・ミューア・トレイル/JMT)とはアメリカ合衆国 カリフォルニア州東部のシエラ・ネバダ山脈を縦断するロング・トレイルである。
北の起点はYosemite Valley内のHappy Isles(標高1,230m)、南の起点はアメリカ本土最高峰のMt. Whitney(標高4,418m)。
この2つの地点を結ぶ約340kmのトレイルがJohn Muir Trailである。しかし、実際にはMt.Whitneyからトレイル・ヘッド(登山口)のWhitney Portalまで下りなくてはならないので更に約17.6km長くなる。途中、観光名所のHalf Domeへ登ると勿論更にその距離は伸びる。

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ヨセミテ国立公園、セコイア国立公園、キングス・キャニオン国立公園、ジョン・ミューア・ウィルダネス、アンセル・アダムス・ウィルダネスという 5つの自然保護区を歩き、10ヶ所のパス(峠)を越えていく。
途中、一旦トレイルを外れ街などに下りて食料などを補給しながら歩く事となる。

ジョン・ミューア・トレイルという名称からジョン・ミューアがこのトレイルを作ったと思われがちだが、ミューアの死去後 1915年にシエラ・クラブがカリフォルニア州議会で決議を勝ち取り最初の予算1万ドルでトレイルの整備が始められた。それから23年の歳月を経て1938年 Mather Pass周辺の整備によって完結した。ジョン・ミューア生誕100年後の出来事だ。

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ジョン・ミューアは1838年4月21日 スコットランドで産声を上げた。彼は、農夫、発明家、牧夫、ナチュラリスト、探検家、作家、そして環境保全主義者と多くの顔を持つ。
1849年、ミューア一家はアメリカ合衆国に移民することを決意する。
1867年、ミューアはインディアナポリスにある馬車の部品を扱う店で仕事中に目を負傷し一時的に失明した事を機に、彼が本当に見たいものは自然界そのものだと認識したのである。その1ヶ月後には視力は回復した。
そして、ミューアの放浪の日々が始まった。
インディアナポリスからメキシコ湾まで1,600kmを歩きキューバまで航海しパナマ地峡を渡り西海岸に到達、1868年3月 サンフランシスコに上陸したのである。そこでミューアを魅了したのがシエラネバダ山脈とヨセミテだったのだ。
その夏、ミューアは羊を率いてヨセミテに移り住んだのである。29歳の時であった。
彼は愛するシエラネバダ山脈、ヨセミテを幾度と無く散策した。そこで氷河を発見しヨセミテ渓谷が氷河によって削られて出来上がったという学説を生み出した。
後年、彼は執筆活動に力を入れる。
「センチュリー」誌に一連の記事を掲載して、山間部草原地帯が放牧によって荒廃し危機的状況であることを訴えた。そして、同誌の編集者であるロバート・アンダーウッド・ジョンソンの協力の下その救済に取り掛かった。1890年には二人の多大な努力によってヨセミテ国立公園の制定が国会で決議されたのだ。
ジョンソンをはじめとする人々は、ヨセミテ国立公園を保護する組織の設立をミューアに提案した。そして、ミューアは1892年にシエラ・クラブを設立しその生涯を終えるまで会長を務めることとなる。「自然の保護は、自然を知るところから始まる」との思いから、多くの人を森に誘い出し自然教室を開くなど、その素晴らしさを体験させて「自然と人間との共生」を説いた。
第26代大統領セオドア・ルーズベルトはミューアに関心を抱き1903年にヨセミテに居るミューアのもとを訪問しミューアの情熱に心を動かされ、今に繋がる国立公園の理念を確立させていった。
ミューアとシエラ・クラブはヨセミテやシエラネバダ山脈を守るために幾多の闘いを繰り広げた。代表的なものは森林伐採・ダム建設の反対運動であった。西部開拓の嵐が吹き荒れていた頃、ゴールドラッシュで人口が急増した西海岸の人々が、豊かな森に豊富な水を蓄えたこの地に目を付け開発しようとした。ミューアはそれに真っ向から異議を唱えシエラネバダの大自然を命懸けで守り続けた人物なのだ。
そんな彼は「自然保護の父」と呼ばれている。
それらの偉業を讃えて作られたのがジョン・ミューア・トレイルなのである。

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2015年12月03日

John Muir Trail 〜始めに〜

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小田和正風に「何から伝えればいいのか...」
分からないまま時は流れて、コレを書いているのは師走になったばかりの日。帰国してから2ヶ月以上も経っている。
帰国したということはそう、海外に行っていたのである。
8月下旬からアメリカはカリフォルニア州におよそ1ヶ月間、うち3週間程はシエラの大自然の中で“喰って、糞して、寝て、歩く”という至ってシンプルだが濃厚な生活をしてきた。
舞台はジョン・ミューア・トレイル。
長い道のりをテントや食料の入ったバックパックを背負って歩いて来た訳だ。俗に言うロングディスタンス・ハイキング、スルー・ハイキングと呼ばれるものだ。
だからと言って、(今のところは)劇的に人生が変わったと言うようなことは無いのだが。それでも何か変わったところは?と聞かれれば、ジョン・ミューア・トレイルを歩いて体重が6kg〜7kg弱落ちた事と髭が随分と伸びた事かな。

Ultra Light Hikingと言うStyleとの出逢いによって僕の山歩きは頂上を目指す“点”から長く遠くへ歩くといった“線”へとシフトしていった。
それまでの僕の山歩きと言ったら山で作って食べる食事であったりテントで寝るといった事が楽しみであって歩くこと自体は辛いことも...。
それが、荷物をシンプル軽量にしたら歩くことが楽しくて気持ちいい。
すると、もっと遠くへもっと長く歩きたい、という気持ちがどんどん大きくなりいつしかウルトラライト・ハイキング、ロングディスタンス・ハイキングの本場を歩き体感したいという想いが芽生えたのだ。

海外旅行は友人達と行ったグアムのみ、勿論海外一人旅なんて初めての男が「行けば何とかなるでしょ!」と日本を飛び出しアメリカの大地を歩いた旅の記録をココに残そうと思う。

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posted by devilhead at 03:42| Comment(0) | TrackBack(0) | JMT Thru Hiking 2015

2015年11月08日

Shinetsu Trail Thru-Hiking

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October20〜October23

信越トレイル スルーハイク Finished
JMTを歩いている時に、帰国したら日本のTrailを何処か歩こうと思っていた。
アメリカのTrailのエッセンスを感じることの出来た信越トレイル。
日本には日本のTrailの良さがある。
静かなTrail、三日目と四日目はTrail上で誰とも会わなかった。
Trailを独り占めだ。なんて贅沢なんだろう。


Day 1

新宿西口WILLERバスターミナル 0:30発〜長野駅東口 5:10着
長野駅 5:53発〜飯山駅 6:38着
飯山駅 8:35発〜斑尾高原ホテル 9:05着(飯山市コミュニティーバス斑尾線)

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ディーゼル機関車が“旅”感を高める。

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バスの発車時刻まで飯山駅内のスペースで時間を潰す。
コンセント、FREE Wi-Fi有り。

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斑尾高原ホテル 9:20 START

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スキー場の急登を暫く登り、ようやく信越トレイルの起点となる斑尾山に。
ここからゴール地点となる天水山まで約80kmのHikeが始まる

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キャンプ地の赤池に到着するも、時間はまだ昼。
先に進むことに。

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湿原、ブナの森、林道を歩き集落に下りる。
山に登って峠に下りるを何回も繰り返して信越トレイルは進む。

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日も落ちてきて小雨がパラついて来たので富倉峠にてステルスキャンプ。
信越トレイルでのレギュレーションではキャンプは指定キャンプ地でする事が決められている。
今回はやむなしと言う事で・・・

昼:赤池でスニッカーズ
夜:尾西のピラフ+親子丼、ホワイトチョコバー

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3.5日分の食料。


Day 2

5:50起床 テント内9.6℃
7:10 START

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仏ヶ峰まではキツかった。
桂池に到着してキャンプサイトがどんな感じか見に行ってみるとシェルターの中にクーラーBoxが。

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中にはドリンクが!
これぞ、Trail Magic!

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黒倉山頂で仲良くお弁当を食べていた年配のご夫婦に会う。
地元の方で色々と地元の事を教えてくれた。
神奈川から来たことを話すと、「わざわざ来てくれて有難う」と感謝された。
地元を、信越トレイルを愛している事が伝わって来た。
こういう思いを持った人達によって大切にされている信越トレイル。
だからこそ魅力的なトレイルになっているんだろう。

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トレイルから外れて指定キャンプ地のグリーンパル光原荘へ。
シャワーを浴びる。
その間にテントやシュラフ等を干す。
ビールを購入し、無料の休憩室にて寛ぐ。

翌朝にテントを畳むのが面倒なのでこの日はキャンプ場の炊事場で寝る事に。

朝:無印バーム
昼:小沢峠でスニッカーズ、黒倉山で年配のご夫婦に頂いた雷おこし
夜:シャワー後に持参したおつまみ、カップヌードルライス、豚汁、チョコバー

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Day 3

5:00起床 12.2℃
6:20 START

歩き始めて直ぐに雨が降り出す。
レインを着ないでも大丈夫なくらいなのでウィンドシェルで。

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伏野峠にてまたもやTrail Magic!

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が、今回は充分に水を持っていたので貰わなかった。

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雨の中のHikeは気分が下がる・・・
「今日のうちに一気に歩き終えてしまおうか・・」
そんな事を考え始める。
そんな時にふと視点を変えてみた。
足元や近くの植物に目をやる。
そこには雨という自然の恵みを授かり生き生きとする植物があるではないか。
気分転換にそれらを写真に収めながら歩いてみたらさっきまでの考えは頭から消えていた。
そして雨もいつしか止んでいた。

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信越トレイル最後の夜は野々海キャンプ場にて。

朝:カップヌードル シーフード味
昼:伏野峠にてスニッカーズ+スタバのアイスコーヒー、E-5の分岐にてpatagoniaのバー
夜:カップヌードルライス 釜めし、豚汁

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Day 4

5:15起床 テント内9.8℃
朝:カップヌードル カレー味
6:55 START

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最終日は朝から天気が良かった。
新潟県側には日本海、長野県側には雲海を眺めながらのHike。

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紅葉も素晴らしい。
足取りは軽い。ガシガシと脚が前に出る。
7:58 信越トレイルのゴール地点となる天水山に到着。

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そしてここから森宮野原駅まで下る。
9:55 森宮野原駅着。

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前もって送っていた着替えや温泉セット等の荷物を郵便局まで取りに行き無事にピックアップ。

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森宮野原駅 11:10発〜上境駅 11:47着
上境駅から徒歩3分の「いいやま湯滝温泉」へ。
温泉に入り食事をし休憩所にて寛ぐ。
その間に、駐車場脇にてテントやシュラフ等を干させてもらった。
飯山線はかなり本数が少ないので注意。
上境駅 18:47発〜長野駅 20:05着
夜の善光寺へ参拝に行き、長野駅前の漫画喫茶にて睡眠。
翌朝、長野駅 7:00発〜新宿 11:00着のバス。

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