2014年07月17日

South Alps Hike another story

南アルプスHikeの模様を友人のロンペイが『Thanks! my fellows』に引き続き書いてくれたので転載します。

Thanx! ロンペイ


『Evergreen,my fellow』FULLMARKS原宿 by ロンペイ

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僕と写真の男。

僕らは勉強は中学2年生位で早々とドロップアウトし、ファッションや音楽・ライブそれからSK8などに思春期をつぎ込んだ。特別な出来事なんてそんなに無かったけど、くだらない話でも盛り上がった時間は僕にとっては特別だった。青春の10代。蒼き時代。
そして高校卒業あたりを期に、それぞれの道を歩みだした。
本当は別に疎遠になる理由やきっかけなんて何もなかったのだけれども。

美化された「蒼き思い出」を頼りに、彼のことを時々思い出しては「元気にやってるんだろうな」とつぶやき、その度に僕は記憶の風化を繰り返した。再会する理由を見つけることも出来ず、目の前に押し寄せる新たな出来事に翻弄される20代。

時は経ち30代になり周りの同じ世代が着々と「地固め」を進めるのを見て、自分も曲がりなりにも自分なりに「進路」を決めて進み出す。20代の頃から唯一続けてきたアウトドアの道へ。お店を通して繋がっていくアウトドアの輪に感謝する日々。

そんな今に至り、お店での時間をこなす日々。昔の時間は本当の「昔話」になりきっていて、何かを期待する事など、もうとうに無くなっていた。ましてそこにがっかりすることも。

そんな時、お客様に勧められてそれとなくやっていたfacebookに1通の連絡がやってきた。

その男の名を目にした時の思春期の時のような胸のざわつきと、15年も経てしまったことに対する形容しがたい焦りは決して忘れはしない。
そしてfacebookを見てみると、その男は地元の友人たちと昔となんだ変わらずバス釣りに没頭し、それをそのまま生業とし、そしてなんと最先端のlightweight itemを引っ提げて山に登ったり走ったりしているではないか。
しかしながらなんてこった。よりによってSNSという現代ツールで再会とは。
お互い「らしくない」のは百も承知だけれど、この際そこは大目に見ようじゃないか。「15年のハンデ」としよう。

34歳になった僕らはその15年の空白を埋めるかのごとく、変哲もなかったけど忘れられないあの時からの続きとして、再び同じ時間を同じ場所で遊ぶことにした。

今度の「遊び場」は山。当時からの続きとして考えると互いに口を揃えたのは「まさか山とはね」。ファッションや音楽に明け暮れたあの時からの続きがまさかの登山。
いや、これはきっと山がいざない引き寄せてくれたに違いない。
辻褄ではなく山に登っていなかったらこの再会はなかったと思う。
彼もまた、その後の人生の中で山に魅せられたのは一緒に登りながら話してすぐわかった。きっと僕もそうだったろうけれど、やることは変われどマインドは「あの頃」と同じだ。
山を楽しむためのitemやgoodsの機能美に反応して、それを身に付けるstyleに共感して、そこで実践することが何よりかっこよくて刺激的だとお互い思ったに違いない。

当の3日間は、何とも雨にやられっぱなしだったり事前に未収集情報だった崩落による大幅なルート変更がありつつ、それさえも生涯忘れることのない登山となったのは言うまでもない。
僕らは帰り際、車の中で当たり前の様に次の計画を話し合った。

中学時代と変わらずおしゃれに敏感で、男特有の「モノへのこだわり」が強い彼。
次はバッチリNORRØNAでキめてもらおうと思う。

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これからもよろしく。

Thanks,H.Watanabe.



2014.7.2-4 南アルプス山行でのanother storyでした。

年を重ねていくといろいろなことがあるものですね(笑)
それにしても同じ山行とは思えない荷物の差ですねぇ・・・。(言わずもがな左が僕です。)
「トレイルランニングの時は軽さ重視だから、登山の時はあえて担ごう!」と意気込んでみましたが、重量の差はそのまま体力の差につながることを実感しました。
NORRØNA itemは実に動きやすくて快適でしたが、食べ物やお酒が多かったんですね。
「はちみつ1チューブ(500g)はいらないだろ。全然飲んでないじゃん。」
確かに(笑)。まだ家にあります。むしろ使い道を探しています・・・。
次回までには改良を。



FULLMARKS原宿
ロンペイ
posted by devilhead at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Outdoor

South Alps Hike 2014

南アルプスHikeの模様を友人のロンペイが2本立てで書いてくれたので転載します。

Thanx! ロンペイ


『Thanks! my fellows』FULLMARKS原宿 by ロンペイ

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7月初旬の事、
以前から山行のお誘いを頂いたりお誘いをしたりしつつも、なかなか実現できなかった方々にいつもより強めのプッシュでお誘いして(笑)南アルプス縦走登山に行ってきました。

天気予報はコロコロ変わる中、一筋のか細い望みを頼りに前日夜から町田駅に集合、夜叉神峠登山口駐車場に向かい車中泊からスタートしました。単独登山と違ってこの時点で既にトークで盛り上がり楽しさも気分も上々でした。

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まぁ、それにしても歩いていてつくづく感じます。南アルプスはとにかく『山深い』ですね。
何度も訪れて記憶のイニシアティブがあるはずなのに、その打算をことごとく誤算にされてしまうパワーとオーラがあるのです。等高線だけでは図ることのできない山々しさというんでしょうか。
南アルプスが北アルプスに比べてマニアックに捉えられがちなのは、きっと交通の便だけではないと思うのです。

であるからして、いやぁ疲れる!(笑)
いささかのつもりの縦走登山装備でしたが、「荷物を担いで登る」ことの難しさを痛感しました。トレイルランニングをやっていると無尽蔵の体力を備えていると思われがちですが、決してそんなことはありません。確かに登り慣れ/下り慣れしているかもしれませんが、それはあくまで5-10L大きくても20L前後位のPackを背負ってでの話です。40L以上のPackにバッチリ詰め込んだとあれば、そんなイニシアティブはいとも簡単に吹き飛んでしまうのです。
融合させた「ファストトレッキング」「ウルトラライトスタイル」「ライトウエイト」。そんな言葉やスタイル、アイテムの価値、素敵な体験にて改めて実感させていただきました(笑)
私より10L以上も軽いSサンに後ろから黙々と追われるのは、それはそれはもう半端のないプレッシャーでした(笑)

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そしてまさかの「崩落消滅」、事前の情報収集はもちろんしていたんですけど・・・。
足りなかった・・・か。
(※地蔵岳からアサヲ峰に繋がる白鳳峠−広河原峠です。巻道もありません。)
とりあえず広河原にエスケープするべく白鳳峠を下ることにしました。
みんなと来てよかった。独りだったらひどく凹んだことでしょうね。
予定外の際は絶対無理しない、最短ルートで広河原へ。ベースを広河原にしながらの山行に即座に変更と相成りました。
下りながら来年は別ルートでのリベンジを早速計画、妄想にワクワクしているのも束の間、自分も含めみんななんかおかしい・・・。ん?

みなさんご注意を。
この白鳳峠の下り、まさにこれぞ追いうちにふさわしい激坂なのです。
ここでもまた南アルプスの洗礼をいただくことになりました。

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「脚が・・・。」

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「ロンペイさん!脚が大変なことになってます!」

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「ウォー!イテー!」

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「チーン・・・・。」

白鳳峠、お気をつけください。激坂に加えて荒れた登山道です。
「登りも下山も使いたくないコース」堂々のトップテン入りです。

そんなガクガクなのにテント場に着き夜を迎えると元気になるあたりは、みんな修学旅行と何ら変わりません(笑)
いや失礼しました・・・水を汲みに立ち上がるのに各自大きなロスタイムがありましたね。

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その後も痛い足を引きずりながら(笑)広河原をベースに南アルプスを楽しみました。
山で仲間と同じ時間を共有する、素晴らしい時間ですね。
日常より不便なはずなのに、居心地よい。山って不思議な空間ですね。

最後には次回を誘うかのような素敵な木漏れ日もいただきました。

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またここにやってきた時、みんなでこの時の話をするのが今の僕の楽しみです。

Thanks! my fellows.


FULLMARKS原宿
ロンペイ


「South Alps Hike another story」へ続く。。。
posted by devilhead at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Outdoor

2014年05月16日

HAKONE Speed Hike

大涌谷っていつ以来だ?

小学生の頃に真っ黒な温泉玉子を食べた記憶がある。

案外、地元の観光地って来ないよね。

で、今回は久し振りの大涌谷。

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俺の屁のようなニオイがたちこめる中トレランもどきのスピードハイク。

勿論、登りは全く走れない。

でも、かなりのハイペースで冠ケ岳〜箱根山最高峰の神山〜駒ケ岳とピークハントしてきた。

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芦ノ湖を見下ろす。

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駒ケ岳からの帰りは別ルートで大涌谷を目指す。

平らな所や下りは気持ち良く走る事が出来て、気分は小田原のジョー・グラント&トニーといったところか。

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今回、タイツを穿かなかったのも気持ち良かった。

何せ、ち○こが締め付けられずにフリーダム!

もっとミニマムなStyleで山を攻めたいと思う今日この頃。

勿論、脚は筋肉痛。。。

コースタイム4時間チョイのところを2時間半弱でゴール。

まずまずかな?

勿論、ゴール後は温泉玉子でタンパク質を摂取した。

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100マイルへの道のりは果てし無く遠い...。

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Dfノブ
[Backpack]:OMM Ultra 12
[Shoes]:New Balance MT1010
[Base Layer]:TNF(THE NORTH FACE)
[Shorts]:TNF
[Wind Shell]:TNF


DHナベ
[Backpack]:山と道 MINI
[Shoes]:New Balance MT1210
[Trekking Pole]:LOCUS GEAR CP2 FL
[Base Layer]:Patagonia Capilene 2 Lightweight Crew
[Shorts]:Mountain Equipment Holyhead Short Grid
[Wind Shell]:ARC'TERYX Squamish Hoody
[Socks]:Drymax Lite Trail Run 1/4 Crew Socks
posted by devilhead at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | Outdoor

2014年03月17日

yamatomichi Exhibition

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つす!

devilheadです。

今年も、三鷹のHiker's Depotで開催された「山と道」の展示会に行って来た。

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俺自身も山と道のMINIとONEの二種類のバックパックを愛用してるんだけど、ホント背負い心地が素晴らしい。

好きな素材やカラーを組み合わせてセミカスタムオーダーが出来るってのも良いよね。

オーダー前にあ〜だこ〜だと悩むのも楽しいし、自分で考えた組み合わせで出来上がって来たバックパックには一段と愛着が湧くし、そんな道具を使ってのハイキングや登山は最高に楽しい。

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今回新たにONEのダイニーマ仕様をオーダーしちゃおうかな〜なんて思っていたんだけど、山と道の夏目さんと話していたら、今後の展開をコソッと教えてくれて一気にそっちに気持ちが傾いたw

って事で、今回はONEのオーダーはしないだろうな〜。

他にも幾つかNEWアイテムを開発中って事で、今から楽しみで仕方ない。

そして、今回Checkしたかったショーツ。

写真 2014-03-16 19 03 14.jpg

実際に試着してサイズを確かめたかったから、今回のように展示会があるのは有り難い。

どれも良いカラーで非常に悩む。。。


で、一通り展示会を満喫してからはHiker's DepotのアイテムをCheck。

以前から気になっていた「Highland Designs DOWN BAG UltraDryDown」

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ウェスタンマウンテニアリングのサマーライトとどっちにしようか検討してるシュラフなんだけど、Hiker's Depotスタッフの長谷川さんの話しを聞いたら、気持ちはかなり「Highland Designs DOWN BAG UltraDryDown」の方に傾いてるw

ダウンて濡れに弱いんだけど、「Highland Designs DOWN BAG UltraDryDown」に使われてるダウンは超撥水加工の810FPグースダウンが使われていて結露や濡れの心配をしなくて良い。

う〜〜〜ん、マンダム。

じゃなくて、う〜〜〜ん、素晴らしい。。。

道具はどんどん進化してるね。


色々と道具も欲しいし、山にも行きたいぞ!!



posted by devilhead at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Outdoor

2014年02月10日