
2015年9月7日
Vermilion Valley Resort (VVR) > Marie Lake
6:35 起床 シェルター内2.8℃
朝起きてそそくさとパッキングを済ます。もう慣れたもので、バックパックの何処に何をどの順番でパッキングするのかスムーズに行える。
レストランに入ると既に多くの人達が朝ごはんを食べていた。
僕は入り口で店内をぐるっと見渡し、マサさんとウッチーの居るテーブルへと着いた。

アメリカ在住の中国人兄妹Hikerのサトシとタミコも一緒だ。二人もJMTをThru-Hike中である。
サトシとタミコは日本にも住んでいたことがあり、日本の名前も持っている。僕らは二人を日本の名前で呼んだ。二人とSNSやMailを交換した。「サンフランシスコに来る時は連絡してね!」と。そんな優しさが嬉しかった。
Long Distance Hikingは人との出逢いでもある。

「JMT Hiker Special」と言う名のSetを注文し、朝からガッツリと食べた。コレが最後のまともな飯だ。
最後にコーヒーを1杯おかわりしてレストランを出た。
そのまま受付に行き精算を行う。VVRでは滞在中の全てのお会計を纏めて最後に払う。


外に量りがあったのでバックパックの重さを量ってみた。水500mlを入れて11kgだった。
9:00 VVR出発

良い感じにヤレたバンに僕たち日本人Hikerとサトシ&タミコが乗り込む。
バンのサスはヘタっていて大きく身体が揺さぶられる。時には上下に身体が跳ねる。皆でそれらを楽しんでいるとBear Creek TrailのTrail Headに到着した。

9:15 Bear Creek Trail / Trail Head出発
歩くペースが速い僕が先頭を歩く。
各々、自分のペースで歩く。JMTを歩いているHikerは皆、自分のペースで歩いている。カップル、家族、友人同士で歩いているHikerが多かったのだが、同じペースで一緒に歩くといった事は無く、それぞれが自分のペースで歩きポイント ポイントで待っているという感じだった。
日本だと皆でおしゃべりしながら一緒に歩くStyleが多いが、僕は自分のペースで黙々と歩くのが好きだ。
「Trail」と「山」と「自然」と、そして「自分」と向き合っている気がするからだ。
森の中の川沿いを歩く。
お昼頃に水を汲みつつ休憩していると、マサさん、サトシ、ウッチー、タミコの順にやってきて、皆で昼休憩を取った。出発する前に約束をした訳でも無いのに、こういう自然な感じがとても良かった。
サトシとタミコが食べていた、VVRで作ってもらったお弁当のサンドウィッチが美味しそうだった。

この後も森の中の川沿いを歩く。
自分の足音だけが「ザッザッザッ」。
自分の呼吸だけが「ハッハッハッ」。
時折川の流れる音が耳に入る。


渡渉箇所があるが、靴を濡らすこともなく渡りきれた。残雪期だと雪解けで水量が増し、渡渉が困難になるだろう。
僕よりも1時間早くVVRを出発していたアンクル・ボブに会う。彼は「Smoke」と言っていた。その頃から空がガスってきていた。山火事の影響が出始めてきたようだ。


Marie LakeでTrailの先にレモネードを発見した。
彼はTrailを先へと進んで行った。今日中にSelden Passを越えて標高を下げてCampをするのだろう。
僕は、ここMarie LakeでCampをする事にした。
この日は、マサさんやウッチーは来ずに一人でのCampとなった。
そばに居るのは野生のウサギだけだった。
17:50 Marie Lake着

朝:JMT Hiker Special
昼:バー、アイスコーヒー
行動食:クリフバー
夜:ボートで一緒になった親子Hikerから貰ったHoney Lime Chicken Rice 半分、バー
Honey Lime Chicken Rice 美味! マウンテンハウスはハズレ無し!? コッチのフリーズドライ食品は美味い!
