
2015年9月5日
Purple Lake > Edison Lake
6:30 起床 シェルター内0.5℃

「寒いな〜…」「このまま寝袋に包まれていたいな〜…」と思いつつも、時計の時刻を確認してノソノソと寝袋を剥いでシェルターのジッパーをジーッと開ける。目覚めの時に時刻と一緒に時計の機能で気温をチェックするのが日課だ。
紐をユルユルにしたALTRAのLone Peak 1.5を履いて外へと出る。ダウンジャケットのポケットに両手を突っ込んで湖畔の岩の上をピョンピョンと跳ねながら湖の周りを囲んでいるシエラの山々を見つめる。
対岸の山に朝日が当たる。山の上から下へと徐々に山肌が明るくなる。
岩の上に立ち、暫く対岸の山と湖面を見つめていた。湖面は鏡のように静まり返って山々を綺麗に映し出していた。

いつものようにのんびりと朝の支度をしていると、マサさんとウッチーは先に出発した。
僕の朝はゆっくりとしている。日が昇って暖かくなってから出発だ。
ユルユルの紐のLone Peakを左足から履く。両足とも履いたら左の靴の紐からキュッと結ぶ。
サッカーをやっていた僕は小学生の時に、確かラモス選手の話しを聞いた。スパイクだか靴下をいつも同じ方から履くと言う話しだ。それ以来、僕は靴を履く時は左足から履くようになり、今では無意識でそれらのルーティーンを行っている。靴下を履くときもそうだ。
8:45 出発

4 mile程歩いたらLake Virginiaが姿を表した。
Trailを外れて水辺まで行き、その景色を写真に収めた。


スイッチバックを登り切ると湖が目に飛び込んできた。
Squaw LakeのTrail脇にはマサさんとウッチーが休憩をしていた。
僕はバックパックを下ろし、湖で足と顔を洗った。
3人で昼ご飯を食べた。この時にマサさんから貰って食べたキウイフルーツが最高に美味しかった。


本日の峠越え、Silver Passに向けて出発だ。
ここからは僕が先を歩く。
僕の歩くペースは速い。現地のHikerによく「速いね!」と言われた。
ガシガシとスイッチバックを登っていく。
Silver Passに到着すると、今まで歩いて来た景色を振り返る。
「この景色の中を歩いて来たのか〜」と感動する。そして、この先の景色を見下ろしてワクワクする。

歩いて来たTrailを振り返る

峠を越える度に新しい景色が待っている
峠を越えたらなだらかなTrailを歩く。
今日の目的地はEdison Lakeのボート乗り場だ。

Trail上にサインがあったので目を通す。
「ボート乗り場はあっちだよ〜」的な感じだったので矢印の方へとTrailを進む。

地図と照らし合わせて湖の方へと行く。
そこにあるはずの湖が無いではないか。水が干上がってしまっているのだ。事前の調べでEdison Lakeの水が干上がってしまっていてボート乗り場が随分と遠くになっている事は分かっていた。
本来は湖底であるはずの所を歩く。

目印にオレンジ色のバケツがあって、それをめがけて歩く。
まだかまだかと思いながら随分長い距離を歩いた。数キロメートルだ。

ようやく湖が姿を現した。ほんとに長かった。
17:45 Edison Lake着
本当にここに明日の朝ボートがやって来るのかどうか分からなかったが今夜はここでCampをする事にした。

今夜は、ずっとやりたかったカウボーイ・スタイルでCampをしよう。
ず〜っと向こうの方に、小さな小さな人影らしきものが動いているのが見える。
こっちに向かって歩いて来ているようで、次第にその人影は大きくなってきた。随分してからマサさんらしき人だと分かった。その後ろにはウッチーらしき人もいる。
やっぱりその二人だった。マサさんとウッチーも、この湖底歩きはとても長かったと言っていた。

星空を見上げながら眠りについた。とてつもない数の星だ。流れ星を2回見た。
今回のJMTでおろした靴下に穴が空いた。。。明日縫おう。。。
朝:焼米、ふりかけ、味噌汁
昼:バー、アイスコーヒー、キウイフルーツ
行動食:バー
夜:イタリアンスタイル・ペッパービーフライス半分(昨夜の残り)
