
2015年9月3日
Mammoth Lakes (Zero Day)
フカフカのベッドのお陰で随分ぐっすりと眠ることが出来た。
スリーピングマットの上で眠ることは苦ではないが、やはりベッドで眠るのは至福だ。
朝食を取る為にMOTEL 6の向かいにあるベーカリーへ行った。


朝から大勢の人達が来店していて人気店のようだ。
僕も列へとならび、サンドイッチ、コーヒー、オレンジジュースを無事に注文することが出来た。
店内奥のイートインスペースでそれらを食べていると眠そうな顔をしたウッチーがやって来た。彼女はオレンジジュースだけを購入して僕の目の前の席へと座った。このオレンジジュースが兎に角美味しくて二人して感動した。
僕は今日この後Trailに戻る予定を立てていたのだが、ウッチーの押しに負けたところもありもう一日ココMammoth Lakesに滞在することにした。「旅は道連れ」とはこの事だろうか。
ロングディスタンス・ハイキングの中でTrailを歩かない日をZero Dayと言う。日本でのHikingではZero Dayを取るなんて事は無いに等しいだろう。ココはアメリカ、JMTだ。のんびりと「旅」を楽しもうではないか。
ベーカリーを後にした僕はモーテルへ、ウッチーはお目当てのCafeへと別れた。
チェックアウトの時間まで僕はフカフカのベッドを存分に味わった。この後、JMTを歩き終えるまでベッドで眠る事が無いからだ。
モーテルをチェックアウトし、Camp Siteを探しつつ街を歩く。途中、気になったお店を覗きながら。



「Mammoth Mountaineering Supply」と言うアウトドアショップはオススメ。
SALE中で物欲が湧いたがグッと我慢した。


スーパーで茶色くなったバナナを貰う。

キャンプサイトを聞こうとWelcome Centerへ行くと、そこにはマサさんがいた。マサさんもZero Dayを取っているとの事で同じCamp Siteで一泊することにした。
「Mammoth Mountain RV Park」と言うキャンプ場でハイカー・フレンドリーだ。Hiker Boxが置いてあることからもHiker御用達な所であることが分かる。案の定、JMTを歩いていることを伝えるとCamp Site利用料を二人で$13程にしてくれた。
Free Wi-Fi、シャワー、室内プールにジャグジーなんてもある。僕たちHikerにとっては十分過ぎる程だ。

夕方には、JMTをスルーハイクし終わったばかりの日本人Hikerの横井君も合流。
彼はLone Pineの街からヒッチハイクでここまで来た。
横井君とマサさんはTeARAROAをHiking中に出逢ったらしい。TeARAROAを歩き終えた横井君はそのままニュージーランドに残りそこで半年程働いてお金を貯めてJMTに来た。そして、この後カナダに行くとの事。凄いなと思ったのと同時に羨ましくもあった。
横井君から山火事の状況を聞いたり、マサさんのこれまでのHikingに関する話や加藤則芳さんと歩いた時の話など、色々な事を夜遅くまで皆で話した。
もう一日ここMammoth Lakesに滞在し、Zero Dayを取って本当に良かった。
さもなければ、この出逢いは無かったのだから。
朝:サンドイッチ、コーヒー、オレンジジュース
昼:バナナ2本、ビール
夜:カップヌードル、ナッツ2袋、ビール、チョコレート
